- 産後は落ち着くといわれたのにムダ毛が多いまま…… なんで?
- 産後は脱毛しない方がいいって言われたけど、ムダ毛処理はどうしたらいいの?
この記事では、このような疑問に答えします!
妊娠中や産後にムダ毛が濃くなり悩む方は少なくありません。
産後しばらくすると、ムダ毛は落ち着くといわれています。
でも、その気配が全く感じられないと「ずっとこのままだったら………」 と不安になりますよね。

産後に脱毛はできないの?



残念ながら産後すぐの脱毛はおすすめできません。
この時期の肌はとてもデリケートで肌荒れしやすくなっているからです。
産後、ムダ毛がずっと今のままということはありませんので、ご安心ください。
そうはいっても、いつ治まるかわからないムダ毛、ストレスになりますよね。
そこで今回は、産後のお母さんが赤ちゃんとの時間を笑顔で過ごせるように、産後のムダ毛について調べてみました!
この記事を読んでいただけば、産後でもできるムダ毛の処理方法や対策がわかりますよ。
産後に毛深くなる理由と対策


まずは、産後に毛深くなる理由と対策についてお話ししていきます。
- お母さんになっても綺麗でいたい!
- お母さんだからこそ綺麗でいたい!
そう思う方も多いはず。



育児中は自分をケアする余裕がない……
せめてムダ毛くらいはなんとかしたーい
ところが、産後は4つもの毛深くなる条件そろっています。
- ホルモンバランスが乱れる
- 授乳による栄養不足
- 睡眠不足
- 慣れない育児のストレス
ホルモンバランスが乱れる
私たちの体のホルモンバランスは体調や心理状態にすぐに表れるほど、日々の生活に大きな影響を与えています。
思春期の不安定さや更年期の揺らぎなどは、急激な女性ホルモンのバランスの乱れが原因でおこります。
主な女性ホルモンは3つあり、妊娠・出産に重要な役割を果たしていますよ。
- エストロゲン :妊娠しやすい体にする・みずみずしい肌を守る
- プロゲステロン : 胎児と母体を守る
- プロラクチン : 母乳を分泌させる
妊娠・出産・産後という期間に、お母さんの体の中ではにこれらのホルモンバランスが急激に変化します。
その結果、体のあらゆる部分に影響が出ます。
肌荒れやムダ毛が増えるといったトラブルもそのひとつなんですよ。



口元にヒゲが生えてきてるのも、ホルモンバランスのせいなの?



そうなんです。
この急激な変化は一夜にして声変わりするような変化だといわれています。
次の図は、妊娠前から産後までの間の女性ホルモンの分泌量を分かりやすく示しています。


産後、エストロゲンとプロゲステロンが急激に低下するとき、肌は乾燥しやすくなったり敏感になったりします。
そして、エストロゲンとプロゲステロンが低下する代わりに増えるのがプロラクチンです。
プロラクチンは産後のお母さんにとって大切な働きをしますよ。
- 母乳を分泌する
- 睡眠ホルモンの分泌を促進し、短時間でも質の良い眠りをもたらす
- 赤ちゃんの声で目が覚める



プロラクチンは育児に欠かせないホルモンだね
このように育児には欠かせないプロラクチンですが、一方でムダ毛が多くなるという女性にとっては嫌な面も持ち合わせています。
プロラクチンは多毛症の原因でもあるといわれています。



産後1年くらいでムダ毛の状態は元に戻る方が多いようです。
ですが、ホルモンバランスが整うまでの期間には個人差が大きいです。
ストレスを溜めずに気長にセルフケアをしていきましょう!
産後の栄養不足
育児に時間や気持ちをとられることで、自分の食事をおろそかにしてしまうお母さんも少なくありません。
その上、授乳中のお母さんの栄養は女性ホルモンの作用で赤ちゃんのために優先的に使われるようになっています。
無理のない範囲でかまいませんので、自分の食事の栄養バランスに気遣った食事を心がけましょう。
- 1日のうちの1食でも栄養バランスに気をつけた食事を心がける
- 1日の総合した食事内容をみて栄養バランスがとれるように心がける
自分の取り入れやすいスタイルに合わせて、今の食事を見直してみてくださいね。
産後のムダ毛がなかなか薄くならないとお悩みの方が積極的に取りたい栄養素はこちらです。
- 大豆に含まれるイソフラボン
- マグロやカツオに含まれるビタミンB6
- ナッツ、アーモンドなどに含まれるビタミンE
- エストロゲンの分泌に必要なたんぱく質



豆腐や納豆、ナッツ類などは手軽に食べられますね!
小さなことでもできることから始めましょう!
睡眠不足
夜中の授乳やおむつ交換だけでも大変なのに、たそがれ泣きや夜泣きなどママには十分に眠る時間がとれないことも多いです。



赤ちゃんは待ったなしなので大変ですよね。
睡眠不足はホルモンバランスを乱してしまいます。
睡眠には、体の疲労やストレスから回復させる力があります。
睡眠が足りないとホルモンバランスが乱れて男性ホルモンが優位になり、毛深くなる原因となります。



夜泣きで眠れないなんてしょっちゅうだよね……
そんな時はどうすればいいの?
産後はまとまって眠ることが難しくなりますが、先ほどお話ししたプロラクチンの影響で細切れ睡眠に対応できる体になっています。
眠れないことを考えすぎても眠れずストレスになるので、「眠れるときに寝る!」くらいの気持ちで過ごしましょう!
短時間でも質の良い眠りができれば問題はありません。
赤ちゃんがお昼寝してくれている間にいろいろやりたくなる気持ちもわかりますが、疲れていたら一緒にお昼寝しちゃいましょう。



赤ちゃんもお母さんの添い寝してくれると安心して眠ってくれますよ。
家族のためにも、しっかり寝るのもお母さんの仕事です。



赤ちゃんとお母さんの体がいちばん大事!
少し眠てスッキリすれば家事もはかどるね!
産後のストレス
産後は日常の生活をするにも、以前のように身軽には動けませんね。
赤ちゃんの体調や夜泣きなどで気持ちが安らげないことも多いと思います。
また、進まない家事が気になったり、部屋が片付かない状態にもイライラしてしまったり・・・・・・
ですが、今は赤ちゃんと自分を大事にすることを優先してゆったりと過ごしてください。
きちんとしようと頑張りすぎてしまっても、間食が増えたり不眠症になったりして、ムダ毛が濃くなる要因を作ってしまいます。



上手に家事の手を抜いたり、家族に赤ちゃんを預かってもらったりして気分転換もしてくださいね!
睡眠不足とストレスに効くセロトニンを増やして、産前の体を取り戻そう
慣れない赤ちゃんとの生活で、お母さんの気持ちが不安定になることは珍しいことではありません。
そして、あなたの体の仕組みをつかって改善していくことができるんですよ。
それが、幸せホルモンとよばれるセロトニンを増やすことで、精神を安定させることができますよ
- 朝の日光を浴びる
- リズム運動をする
- 好きな音楽を聴く
- 親しい友人と会話する
赤ちゃんと一緒にできることも多いですよね。
ぜひ、あなたの生活に取り入れてみてください。
産後のムダ毛処理はいつからできる?


妊娠中や、産後に多くなってしまったムダ毛を脱毛サロンで脱毛したいと思う方もいると思います。
ところが、産後や授乳中の脱毛をしてくれるサロンは少ないです。
その理由には次の3つがあります。
- ホルモンの乱れが原因で効果が期待できない
- 肌が敏感になっている
- 肌にトラブルがでても、薬が限られてしまう



産後は肌が敏感になっているのでトラブルも起こりやすいです。
脱毛したくなる気持ちもわかりますが、しばらく期間をおいてからをおすすめします。
産後の脱毛について、大手脱毛サロンでは「生理が再開し、授乳を終えてから」というところが多いです。
妊娠中は、いつもよりお肌や体が敏感な状態です。ホルモンバランスの影響で脱毛効果が出にくくなるため、施術はお断りしております。
産後初めての生理を迎え、授乳が終わりましたら、脱毛を再開していただけます。
その他ご不明点は、カウンセリング時にお尋ねください。
引用:キレイモ
出産、授乳を終え、生理が2~3回以上きていたら再開が可能です。なお、帝王切開によるご出産をされている場合や体調面によっては、再開まで一定期間空けていただく場合があります。
引用:MUSEE PLATINUM



かわいい赤ちゃんと一緒に写真を撮るのにも、ムダ毛が気になりますよね。



授乳終わるまで脱毛できないって……
産後は、お宮参りやお食い初め、初節句など赤ちゃんをお祝いするイベントもあります。
綺麗にしておきたいと思う方も多いと思います。
そこで、次の章では自宅で無理なくできるムダ毛処理の方法をお伝えしていきますね。
鏡に映る自分が少しでも綺麗になったなら、気持ちも明るくパワーもわいてきますね!
産後でもできるムダ毛処理のしかたとは


それでは、産後の敏感になっている肌でもできるムダ毛処理について解説していきます。



産後のムダ毛処理のポイントはなに?



ポイントは保湿!
処理後のケアをしっかりとおこなってください。
自分のために十分な時間がとれない今だからこそ、自宅セルフケアで綺麗になってストレスを発散しましょう!
シェービングでムダ毛処理
いきなり結論ですが、産後にいちばん向いているムダ毛処理方法は「そる」方法です。
カミソリかシェーバーかを迷う方は、お肌に優しいシェーバーをおすすめします。
カミソリを使う場合は、取り扱いに十分に注意してくださいね。



これなら家でもできるね!
ムダ毛をそるときの注意点は次の4つです。
- そる前の肌を清潔にする
- シェービングフォームやクリームをぬって肌を保護する
- 毛の流れにそって刃をゆっくり動かす
- そった後は保湿をしっかりする
肌は以前より乾燥しやすくなっています。
保湿はいつもの倍するくらいの気持ちがちょうどいいと思います!
忙しくてそる余裕がないという方は、化粧水を抑毛ローションにおきかえるという方法もおすすめです。



抑毛ローションなら、私も普段のケアで使っているパイナップル豆乳ローションがおすすめです。
産後の肌にも使えますし、ワンタッチのキャップが忙しいお母さんに嬉しいですね♪


産後の毛深い悩みを解決する方法まとめ
産後は急激にホルモンバランスが変わることにより、ムダ毛が濃くなったり毛深くなったりという悩みを抱える方が多くなります。
また、次のような理由で脱毛サロンでは一般的に産後すぐの施術は受け付けていないところが多いのです。
- ホルモンバランスが変わる
- 肌が敏感になる
- 肌にトラブルが出たときに使える薬が限られる
さらに、産後は毛深くなる条件が揃っています。
- ホルモンバランスが乱れやすい
- 栄養不足になりやすい
- 睡眠不足になりやすい
- ストレスがたまりやすい
育児も家事もひとりで抱え込まずに、家族に頼ったり手を抜いたりして、肩の力をぬいてくださいね。



ストレスは大敵!
幸せホルモンといわれる「セロトニン」を増やす方法も試してみてくださいね!
- 朝の日光を浴びる
- リズム運動をする
- 好きな音楽を聴く
- 親しい友人と会話する
時間も余裕もなくしがちな産後におすすめのムダ毛処理法は、シェーバーで行うシェービングです!
シェービングでムダ毛を処理する方法ならお金も時間もかからないので、お母さんにとっても最適ですね。
産後の敏感な肌をそるには、次のようなポイントを意識しましょう。
- そる前の肌を清潔にする
- シェービングフォームやクリームをぬってそる肌を保護する
- そった後はしっかり保湿をする
そり方の詳しい手順が知りたい方はこちらの記事が参考にしてください。





産前・産後の毛の変化は必ず元に戻ります。
ストレスを溜めずにセルフケアしていきましょう♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました!