- 脱毛クリームがあごひげや産毛の処理に使えないって本当?
- 脱毛クリームで使用できる部位や成分に違いはあるの?
こんな疑問に答えます!

『脱毛クリーム』は薬局やドラックストアでも見かけるよね。
とはいえ、どうして顔に使えないのか詳しく教えて~部長!
あなたは『脱毛クリーム』を使ったことはありますか?
薬局やドラックストアで簡単に手に入り、肌に塗って時間を置いて流すだけで手早くムダ毛処理できるのがとっても便利ですよね。
しかし、結論から言うと、あごひげの処理に脱毛クリームは使えません!
今回はその理由を5つお話していきます。
ムダ毛処理したあとの肌の調子を整えて、悩みのない肌を保つための方法もお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください!
あごひげの処理に脱毛クリームをおすすめしない理由


「脱毛クリーム」は、「除毛」の役割を兼ね備えたクリームで、除毛クリームとも呼ばれています。
「除毛」とは、皮膚の表面の毛を一時的に取り除くことを言います。
つまり、効果は永続的ではありません。
今回はそんな脱毛クリームをあごひげの使用におすすめしない理由を5つ紹介します。
- 脱毛クリームは肌への刺激が強い
- 顔の皮膚は薄くて繊細だから
- あごひげへの効果は薄い
- 肌荒れをする可能性がある
- 髪の毛や眉毛などに付着する恐れがある
脱毛クリームは肌への刺激が強い
脱毛クリームは、パッケージを見ると保湿成分が多く含まれていたり、保湿クリームがついていたりしますよね。
保湿クリームは肌の刺激を和らげるためのものです。
つまり、それだけ肌への刺激が強いということです。
そのため、デリケートなお肌やひげの除毛には向いていません!



肌の上では化学的な反応が起こっていて、中には肌トラブルを起こす方もいらっしゃいます。
顔の皮膚は薄くて繊細だから
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、皮膚や毛髪を構成しているのはタンパク質です。
脱毛クリームに含まれる「チオグリコール酸カルシウム」はタンパク質を分解する力があります。
顔の皮膚は身体よりも薄くて繊細なので、腕や脚で異常がなかったとしても肌にトラブルが起こる可能性は大きいです。
そのため、あごひげや顔の産毛処理への使用は避けましょう!
あごひげへの効果は薄い
もともと腕や脚の除毛用に開発された商品が、あごひげに問題なく使えるかは事前に確認する必要があります。
厚生労働省の調査では、脱毛クリームを使った肌トラブルがいくつか報告されているので、専門家は使用を勧めていません。
最近は男性向けの顔用脱毛クリームも見られますが、こちらも顔やひげへの使用は控えるべきです。
お顔のムダ毛処理は脱毛クリーム以外の方法で行ったほうがよいでしょう。
肌荒れをする可能性がある
先日、国民生活センターより「除毛剤の使用による皮膚障害」の案内がありました。(2019.12公表)
使用する方の体質やその日の体調によって、このような症状が起こる場合があります。
- 皮膚の赤み
- かゆみ、腫れ
- ひりひりとした痛み
また、実際にあった肌トラブルの事例をご紹介します。
・顔に使用したところ、毛穴が赤くなり、かゆみも生じ、医師から薬を処方された。
・除毛剤を使用して顔がカサカサになった。
引用:国民生活センター
このような形で肌に大きなトラブルが起こるのは避けたいですよね!



敏感肌用でも、使用した次の日にヒリヒリした痛みや赤みが出たという話を聞きました。
また、商品の本体とHPで使用部位の表示が異なっているという報告がありました。
もし万が一、表示の不一致を見つけた場合は発売元に問い合わせましょう。
髪の毛や眉毛などに付着する恐れがある
除毛クリームを塗っていたら、「髪の毛や眉毛についてしまった!」ということがあるかもしれません。
すぐに洗い流すことができれば大きな影響はありませんが、時間が経つと毛髪などに影響がでてしまう可能性があります。
使用上の注意にもこのような記載があります。
頭髪にクリームがつかないよう、細心の注意をはらってご使用ください。
引用:touki
もし頭皮についてしまった場合は、まずシャワーでよく洗い流すようにしてください。
また、皮膚に痛みやかゆみがあるようであれば、迷わず皮膚科への受診をおすすめします。
脱毛クリームで使用できる部位や成分は違う!


脱毛クリームが顔やひげに使えない理由をお話してきましたが、商品によって使える部位や入っている成分は異なります。
今回はいくつか実際の商品をあげて説明していきますので、一緒に確認していきましょう。
【脱毛クリーム その1】


こちらはわきや腕、足などの身体用で、顔やデリケートゾーンへの使用はおすすめしていません。
先ほど紹介したチオグリコール酸カルシウムが含まれていますね。
シアバター配合で保湿性を高く、大豆エキスやシソエキスなどが多めに配合されています。



大豆エキス(イソフラボン)は肌にうるおいを与え、シソエキスは化粧品などにも使われていて、使用後のお肌の調子を整えてくれます。
【脱毛クリーム その2】






この商品は足や腕、わき以外にビキニラインの使用がOKですね!
チオグリコール酸はチオグリコール酸カルシウムの仲間です。
アロエベラとビタミンE、尿素などが入っていて、アロエベラは肌をしっとりさせ、刺激を和らげてくれます。
また、ビタミンEは肌のうるおいを保つ役割をしています。



尿素は水となじみがよく、化粧水の後などに尿素クリームを塗ることで、お肌の乾燥を防ぎます。
画像のように商品HPに使用上の注意や緊急時の対応も記載されているので、使う前に確認すれば不安な気持ちが解消する場合もありますよ。
【脱毛クリーム その3】






こちらの商品は身体への使用はOKですが、顔やひげ、VIOへの使用は控えるように書いてあります。
そして、植物由来のエキスを多く含んでいます。
ヨモギエキス、ブドウ種子油、ドクダミエキス、ブドウ葉エキス、ユズセラミド、シソエキス、レモン果実エキス、ホップエキス、ローズマリー、ハマメリスエキス、スギネエキス、マツエキス、チャエキス



ヨモギエキスは保湿だけでなく、肌荒れを防ぎます。ローズマリーは肌をひきしめて調子を整えてくれます。
今回の調べで3つの商品を比べましたが、それぞれ含まれているものが少しずつ違っているのが分かりました。
ただし、共通して言えるのは顔やひげへの使用が勧められていないことです。
顔の皮膚は薄くて繊細なので、脱毛クリームの使用は控えましょう。
では、あごひげや顔の産毛を処理するときに、どんな方法を選んだらいいのか?
ヒゲジョの私が考える安全な処理方法は、「フェイスシェーバーと保湿ローション」の併用です!
フェイスシェーバーを使ったそり方と、保湿ローションの体験談をこちらで紹介しています。
女性のあごひげに脱毛クリームは絶対NG!【理由5つを紹介】のまとめ
今回は、脱毛クリームがあごひげや顔の産毛には使えない理由をお話してきました。
- 脱毛クリームは肌への刺激が強い
- 顔の皮膚は薄くて繊細だから
- あごひげへの効果は薄い
- 肌荒れをする可能性がある
- 髪の毛や眉毛などに付着する恐れがある
これらを踏まえて、この記事のまとめです。
- あごひげや顔に脱毛クリームの使用はできない
- 脱毛クリームが使用できる部位や配合成分は商品によって違う!
手軽に購入、使用できる脱毛クリームですが、ひげや顔への使用はリスクが大きいです。
また、脱毛クリームによって使用できる部位や配合成分は異なるので、商品の説明文をよく読んで自分のニーズに合っているか調べてから使いましょう!
とはいえ、人それぞれ肌質の違いがあって、自分の肌に合うか使ってみないと分からないこともあるでしょう。



それでも肌へのリスクを事前に知っていれば、防げるトラブルは確実にあります!
これからも自宅で手軽にできるムダ毛の処理について、深く掘り下げながら探っていきます。
このサイトにたどり着いたあなたがヒゲに悩まず、健康的なお肌で毎日を迎えられますように!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。